(砂糖のはなし ~その1~はこちら)
(砂糖のはなし ~その2~はこちら)
三大栄養素の一つである糖質(炭水化物)は生命を維持するために必要で、全身のエネルギー源として、一番効率の良い栄養素です。また、脳や血球 、中枢神経のエネルギー源は糖質(ブドウ糖)しかないため、他の栄養素では補えません。
砂糖は「単純糖質」や「二糖類」といってブドウ糖と果糖が2つ結合しただけの糖類で、でんぷん(お米、パン、麺類など)に代表される糖類は「複合糖質」「多糖類」といます。
多糖類は多くの栄養素が含まれているので、体の中でゆっく り時間をかけて分解されて、最終的にブドウ糖になり吸収されていきます。ところが、ブドウ糖と果糖が2個くっついただけの単純糖類の砂糖は、体内に入ると すぐに分解されてブドウ糖と果糖になります。それはすぐに失われたエネルギーを回復されることができ、仕事や勉強など集中力や記憶力を高め、持続性が欲しいときにや、運動中に素早くエネルギーを供給してくれます。
3時のおやつにお菓子を食べるのは、疲れた体と脳に栄養を補給するのにはよいのでしょう。
つまり、砂糖の良いところは「糖質を素早く摂取できる」「甘くておいしいの」という点にあります。その他にはお料理に照りを加えたり、ジャムなどに加えると長期保存が可能になります。
結論として~
正しい食生活をおくっていれば、糖質は砂糖だけでなく、お米やパン、野菜、果物から十分摂取できている。
甘いものは美味しいけど、食べ過ぎには気をつける。
体が甘いものを欲したら無理に我慢しないで適度に食べる。
お料理やお菓子作りのときは精白・精製度の低い砂糖(黒砂糖・甜菜糖・メープルシロップ・蜂蜜)やドライフルーツなどの天然甘味料を使用するのが良いのだと思います。
なにせ甘いものを食べると幸せな気持ちになりますから。
お砂糖とは上手にお付き合いしていきたいものです。
※写真は陸上100m世界記録保持者JAMAICAのウサイン・ボルト氏とマラソン世界記録保持者ETHIOPIAのハイレ・ゲブレセラシエ氏の2ショット
January 31, 2011