7月下旬に紀州ぶどう山椒の生産地、和歌山県有田郡清水町に山椒摘みのお手伝いに行ってきました。
有田郡清水町は古くから山椒の産地として知られてきました。
山椒畑のある遠井地区は、深い山々を切り裂く様にいくつもの清流が流れ、遠井風と呼ばれる心地よい清風が吹くので真夏でも比較的涼しく、特に良質の山椒が出来ます。かつてはお米を作っていた棚田を集落の人々が協力して山椒畑にしたそうです。
大粒の実が葡萄の房のように実るので「ぶどう山椒」とよばれ、5月~6月の約1~2週間の間だけ取れる若い実の青山椒は佃煮などに、7月~8月に収穫される実は乾山椒になります。乾山椒の収穫期間も約1ヶ月と短く、お盆を過ぎると実が赤くなり香りが落ちてしまうそうです。
収穫のお手伝いのおじいちゃん&おはあちゃんは朝の6時から夕方の5時までひたすら摘みます。いくら涼しいとは言っても炎天下での作業は骨が折れますが、ベテラン摘み師ともなるとまるでマシーンの様でした。
1週間と短い間でしたが実際に収穫を手伝ってみて、農産物は生産者の方々の努力と愛情が詰まっているんだなと感じました。
来年は1ヶ月くらい行きたいな。
August 11, 2011