わたしたちが南房総市に移り住んだのは、食べ物やエネルギーを自給し自然環境の中に溶け込んだ様な生活がいつかしたいから。
有機農産物を取り扱う仕事柄、食品に関する問題点や課題について考える機会が多いのですが、震災以降エネルギーについても深く考える様になりました。
そして最近気が付いたことがあるのですが、食料問題とエネルギー問題には共通することがとても多いのです。
中でも根本的に発想の転換が必要だと思うのが、大量生産・大量消費を前提に何でも大規模に作ってしまうこと、そして我々消費者がそれに依存してしまうことです。
エネルギーも食べ物も自給していくという方向で考えると色々と見えてきます。ただ、自給すると言っても、そう簡単に出来ることではありません。つまり、これからはどれだけマスからマクロにシフトして行けるかがキーになるのだと思います。
Earthship(アースシップ)は、建築家のマイケル・レイノルズ氏が考案した循環型住居です。
古タイヤや空き缶など、ゴミとして捨てられるはずの廃棄物を主要材料として使用されます。家の土台は古タイヤに土を密に充填して作り、壁はセメントに空き缶や空き瓶を埋め、明かりとり窓としても利用します。
生活用水はすべて雨水を集めて作り、電力は太陽光発電や風力発電でまかないます。こうした独自のシステムで生活に必要なライフラインを自然の力で確保することができるのです。
そして、南向きに傾斜を付けて設置された大きなガラス窓の内側では家庭菜園まであります。
地震の多い日本では建築基準法では認められない建築方法のようですが、新しいライフスタイルのヒントが多くあると思います。
AMBESSA & Coは少しづつですが、サスティナブルなライフスタイルをはじめていこうと思っています。
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http://earthship.com
July 13, 2011